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GANESHA NEWS

食事というもの

昔の話でした。

僕が中学生の時に富山大学の学生の家庭教師のお兄さんに連れて行ってもらったのはインドカレー屋でした。

ピラニアが水槽に泳ぐ、インドカレー屋さんでした。

あの時、少し大人になったような気分で連れて行ってもらったのは今でも記憶に残っている。

記憶に残っているのはそれはそれは刺激的な体験でしたから。

大人味の辛いカレーを食べながらナンというものを頬張りながら、大学生のお兄さんは

自慢げにインドカレーの美味しさを語ってくれました。

そしてさっき、そのインドカレー屋に行ったのでした。

チキンティッカ定食

17、8年前と変わらない店内です。

インド生まれのEDM

オーダーを通すおばちゃんの声

インド人のリズム感のない返事

スプーンと皿のかちゃかちゃする音

滴る汗

ジワリと耳を伝わる

舌に感じる刺激的な辛いスパイス

それを感じながら今日は体力回復のため「チキンティッカ定食」を食べたのです。

汗をかき、店の外に出ると、だだっ広く田んぼが広がっています。

そこの風が体に当たると、体温調節のために出ている汗が体を気持ちよく冷やしてくれました。

爽快。

なんか、食事って大事だよなぁとしみじみとスパイスと共に感じます。

みんなにも大事にしてほしい。飲食業に関わるのであれは大事にしてほしい。

1食、1食を大事に食べてほしい。

だからあまり無駄に食事を取らないのです。コンビニでパッと食べれるようなものは口にしないようにしています。

スタッフが作ってくれた試作品や、賄い。意味のある食事以外は口にしないと決めています。

時間がなければ食べない。そういう風にも決めています。

僕らのやっている飲食店はお客様にとって価値があるものでなければいけない。

美味しさだけではなく、体験を創造してあげないといけないと思うんです。

レストランに求めるものはなんですか?

今まさにガネーシャが大事にしないといけないものは

人 に「元気」を提供することであり

「感動」を人生のスパイスとして与えてあげること。

そして人と人同士の「つながり」を大事にしてあげることではありませんか??

この3つをお客様に「体験」として提供することが僕たちの幸せであり、

与えることでも幸せになり、与えられた人も幸せになる、不思議な仕事だと感じます。

皆さんは「食事」を大事にしていますか??